家族インタビュー/ミーティングのマストツール “FEM”
FEMは,家族システムユニットの理解を深めるためのツールとして誕生した.これは,ジェノグラムとエコマップの統合図に類似しているようにみえるが,家族支援の実践を踏まえて臨地現場で使いやすいように創意工夫し,家族アセスメントに最適化して看護職者が新規に開発したという経緯がある.本書は,FEMに特化した包括的かつ実践的なガイドラインである.FEMを使いこなせるようになるために,表やイラストを用い,基礎知識(家族インターフェイス膜論,“片思いの家族員”問題などを含む)から,FEMのマッピング方法,FEMに記入できる事項/項目,FEMのマッピングの実施例などをわかりやすく解説してあり,FEMの理解と知識を深めることができる.さらに,年齢早見表など,あれば便利なかゆいところに手が届くツールも掲載している.
A.FEM(家族環境地図)の概要
B.FEMのマッピング方法
C.家族インターフェイス膜論
D.“片思いの家族員”問題(法橋)
E.FEMに記入できる事項/項目
F.FEMのマッピングの実施例
付録1 FEM-J(家族環境地図)
付録2 病気/障がい名などの略語,略称
付録3 2019(平成31/令和元年)年版年齢早見表
付録4 主な治療薬と薬効分類名(五十音順)